家づくりの基礎知識

お金の貯め時と1000万円貯める方法

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賢い家計の話

今回は「お金の貯め時と1000万円貯める方法」というテーマでお話します。
お金を貯める話をすると、だれもが今は低金利時代だから難しいでしょうとか、
投資は怖いしアテにならないといわれます。確かに銀行に100万円預けても
1年間でたった200円しか利息がつかない時代です。
でも貯める計画を立てて実行すれば、必ずお金は貯まります。

金融資産の平均保有額と毎月の預金額

ところで皆さん「お隣さんは一体いくら貯め込んでいるのだろう」
気になることはありませんか?

2013年度の家計調査によると、2人以上世帯の金融資産の平均保有額は、
1101万円となっています。この中には貯蓄ゼロの世帯が31%も含まれて
います。貯蓄ゼロ世帯を除くと一気に数値が上がり、平均貯蓄額は1645万円
になります。「えっ?みんなそんなに貯めているの?」と思われるでしょうが、
平均値ではなく中央値で算出すると、900万円になります。
これが実態に近い数値ではないでしょうか。

2人以上世帯の金融資産保有額(2013年)

平均値と中央値の違いですが、平均値はごく少数の高額資産保有世帯に
よって
数値が大きく引き上げられるので現状とかけ離れてしまいます。
一方、中央値は貯蓄額の低い世帯から高い世帯へと順に並べた場合の
中央に
当たる世帯の貯蓄額のことで、より実態に近い数値になります。
平均値と中央値でこんなに差があるなんて驚きですね。

では次に、「お隣さんは毎月いくら貯金しているんだろう」
気になることはありませんか。

世帯主年齢別の世帯月収と預金額

2013年度の家計調査によると、勤労者世帯の毎月の実収入は、平均
約46万円で社会保険料や税金を引いた手取り額は約38万円です。
そこから貯蓄する金額は平均約6万円で、貯蓄率は15・7%となっています。
といっても、貯めやすい年代と貯めにくい年代があるのも事実です。

人生の「お金の貯め時」

人生には「貯めどき」が3回あります。

1番目は、独身から夫婦のみの時代です。しかし一番散財しやすい年代
でもありますから貯め癖をつけ、貯める仕組みを確立する必要があります。
2番目は、子どもが小学校低学年までの時期です。
3番目は、子どもが独立して教育費が不要になった時期です。

子どもの独立後は老後資金を増やす最後のチャンスです。
この貯めどきを逃すと、資産形成できないままに年齢を重ねて、
老後の生活が立ち行かなくなる可能性があります。

お金を貯めるポイントは心身とも健康で働ける間はしっかり共働きをして、
収入を増やすことに努めるべきです。

1000万円を貯める方法

さて、今回のテーマは1000万円を貯める方法ですが、あなたにとって
1000万円とはどれほどのお金ですか?

「手の届かない夢のような金額」という人もいれば、「少しがんばれば達成
できる金額」という人もいます。

たとえば「1000万円を何年かけて貯めますか?」と問われたとき、
どう回答しますか?

「1000万円を何年かけて貯めますか」と問われた場合「年齢や収入によって
違ってきます」と答えます。たとえば現在30歳の人が「60歳の定年までに
1000万円貯めたいと」というのであれば、30年の期間があります。

1,000万円貯めるための積立金額

この画像は1000万円達成までの期間ごとに、毎月いくら積立をすればよいか
を示した表です。金利は含んでいません。

30年で貯める場合、毎月1,7000円、そしてボーナス月にプラス67,000円
を貯金すれば1000万円は必ず達成できる金額です。
いかがでしたか。30年間で1000万円貯める方法は、意外と簡単だと思われた
方も多いはずです。しかし、1000万円までの道のりは長いので、ひとまず、
当面の貯める目標を100万円に設定します。

まず100万円を貯める上で大切なことは「貯める習慣を身につける」ことです。
その方法は強制的に積立貯蓄をはじめることです。つまり毎月の家計の余った
お金を貯蓄にまわすのではなく、給与振込口座から先取りで自動的に積立貯蓄
をして、残りのお金だけで生活することです。

いかがでしたか。お金を貯めるコツがおわかりいただけたと思います。

家計のやりくり上手になってお金を貯めることが習慣化すれば、ぜいたくを我慢
する
ことにも慣れてきます。そして毎月の貯蓄預金の残高がどんどん増えていく
と次第に
快感を覚え、お金を貯めることが楽しくなります。まずは100万円を
貯める目標を
設定して、積立貯蓄からスタートしましょう。

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