今回は「夢のガレージハウス」についてお話します。
思う存分、愛車と過ごせるガレージ
クルマ好きの人が家を建てる理由の一つは、愛車を誰にも邪魔されず、思う
存分いじりたいからかもしれません。ガレージハウスとは、ビルトイン
ガレージ、つまり、愛車を格納するガレージと、生活空間とが一体化した
住まいのことです。
若者のクルマ離れが進んでいますが、クルマ好きの人は、ますます
クルマ好きになっているようです。家を建てるときの第一希望は、愛車を
眺めながらビールを飲むこと、という人もいます。入居後は「リビングに
いる時間よりガレージにいる時間のほうが長いかも」という人もいます。
ガレージハウスは、大事なクルマを守るだけではなく、スペースさえ確保
すれば、クルマのお手入れや修理、カー用品の収納などクルマにまつわる
ことがまとめて楽しめます。まるで大人の秘密基地です。
画像は、ロフトのあるガレージです。電動シャッターの向こうは、
こだわりのガレージ。広々空間でクルマをメンテナンスしたり、
ロフトから眺めたりできる至福のステージとなります。壁と天井
にはOSBボードを採用して、アメリカンなイメージを楽しみます。
OSBボードとは
薄く削った木片を積層して、接着剤で高温圧縮した木質ボードです。
OSBボードは小さな木片が材料なので、木材の利用率が高く、通常は
使いづらい細い木や間伐材でも材料にすることができます。
強度と剛性を備え、断熱性、気密性、防虫性にも優れています。
ガレージハウスのメリット・デメリット
画像はガレージと生活空間をつなぐ、2帖大の土間です。
ガレージハウスのメリット
ガレージハウスのメリットの①は、雨の日でも濡れずに、ガレージから
そのまま室内へ入れることです。たくさんの買い物をしたときにも便利で
高齢者にもやさしく、実用的で重宝します。
ガレージハウスのメリットの②は、クルマやバイクが雨風にさらされる
心配がないので、損傷を抑えることができます。
メリットの③は、電動シャッターを取り付けることで、盗難やイタズラの防止
になります。何よりもガレージハウスは、思いのままにクルマいじりができます。
ガレージハウスのデメリット
ガレージハウスにはデメリットもあります。
普通の住まいより開口部を大きく取らなければならず、ガレージ部分には柱も
間仕切壁もないので、建物の強度を十分確保する必要があります。
クルマは思いのほか大きな面積が必要で、1台ならば3m×5m、2台ならば
6m×5m。バイクや自転車も入れると、さらに広さが必要です。
そして、換気・照明・コンセントなどの設備をしっかり準備することも
大切です。
そんなデメリットも愛車の為なら何のその。あこがれのガレージハウス
で心ゆくまでカーライフを楽しんでみませんか。