今回は、屋外リビングの「ウッドデッキ」についてお話します。
ウッドデッキとライフスタイル
自然を楽しむアウトドアリビング
室内と屋外との境目にウッドデッキを設けることで、新しいライフスタイルが
始まります。ウッドデッキに椅子やテーブルを置くと、アウトドア・リビング
になります。休みの日はウッドデッキで家族そろって朝食を。仲間をよんで、
バーベキューでガーデン・パーティも。ちょっとしたリゾート気分です。
植栽との相性も抜群
ウッドデッキの間に樹木を植えると、セットで楽しむこともできます。
ヒメシャラなどの落葉樹であれば、夏は日影になり、冬は葉が落ちて
陽ざしがいっぱいふりそそぎます。
ウッドデッキの素材について
ハードウッドとソフトウッド
ウッドデッキの素材には、天然木(てんねんもく)と樹脂木(じゅしもく)
があります。天然木は、ハードウッドと、ソフトウッドに分けられます。
ハードウッドとは、比重が1ぐらいの重くて堅い木のこと。
ソフトウッドとは、比重が0.4ぐらいの軽くて柔らかい木のことです。
屋外に設けるウッドデッキは、激しい風雨にさらされるため、高い耐久性が
求められます。特に、基礎の部分はメンテナンスがしにくいので、すぐに
老朽化します。長持ちする材料でないと、先々のメンテナンスに手間も費用も
かかります。それを考えるとハードウッドがおすすめです。
ウッドデッキにおすすめのハードウッド
ウッドデッキに適したハードウッドとして、「ウリン」と
「セランガンバツ」をご紹介します。
「ウリン」は堅くて重い赤褐色の木材です。防虫性や耐水性に優れているので、
海岸沿いのウォークデッキなどでも採用されます。
「セランガンバツ」は、ウリンに比べると軽くて施工しやすい薄茶色の木材です。
どちらも、マレーシアやインドネシアなどから輸入される木材です。
横浜・山下公園の「大さん橋」には、耐水性に優れた「イペ」というハードウッド
が使われています。
ウッドデッキの施工と手入れ
こちらは、ウッドデッキ施工中の様子です。
水勾配や木表を考慮して施工することが大切です。
こちらは、築1年半のウッドデッキに、「キシラデコール」という
防腐剤の入った塗料を塗って、メンテナンスしている様子です。
こまめに手入れをすることで、より長持ちします。ウッドデッキを歩行する際は
ささくれに注意し、素足で歩行しないようにします。ささくれが発生した部位は
サンドペーパーなどで研磨して平滑にします。