土地と地盤研究会

地耐力と基礎の関係

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安全な地盤づくりに必要な地盤改良

今回は、「地耐力と基礎の関係」についてお話しします。

地耐力とは

地耐力とは、地盤が建物などの重みにどの程度耐えられるか、また、地盤の
沈下に対して抵抗力がどのくらいあるかを示す指標です。地耐力が弱ければ
建物は自分の重さで傾き壊れてしまいます。地盤に建物を建築する場合は、
地耐力に応じた基礎構造を採用することが建築基準法で義務づけられています。

地耐力の単位は「KN/㎡(キロニュートン パー 平方メートル)」で表します。
これは、地盤1メートル四方あたりに何キロニュートンの重さを支えることが
出来るかを表した単位で、地耐力が大きいほど重い荷重を支えることができます。

地耐力の単位 kN/㎡ キロニュートンパー平方メートル

地盤と住宅の基礎構造に関するルール

土地に建築をする場合には、その地盤が建物全体の重さに耐える強さをもって
いるかを確認して適切な設計をすることが重要です。実は、地盤と住宅の基礎
に関する設計のルールは、2000年の建築基準法の改正まではあまり具体的に
定められていませんでした。
例えば、2階建て以下の木造住宅の建築では、建築基準法施行令42条2項に
「土台は、一体の鉄筋コンクリート造又は無筋コンクリート造の布基礎に
緊結しなければならない」と定められているだけでした。
したがって、地耐力を考慮せずに建築した建物が不同沈下するなどの
地盤事故が問題になりました。

2000年以前 具体的なルールが定められていなかったために地盤事故が多発

このような事態を受けて、2000年に建築基準法施行令38条が改正され、
「建築物の基礎の構造は、建築物の構造、形状および地盤の状況を考慮して
建設大臣が定めた構造方法を用いるものとしなければならない」という規定
になりました。それに伴い、2階建て以下の木造住宅を含めて、基礎構造に
関するルールが具体化されました。

ルールが具体化された地耐力と基礎の関係

建築基準法で定められた地耐力の数値

建築基準法で定められた地耐力と基礎の関係は、
●地耐力が20kN/㎡未満の場合は、基礎杭を用いた構造

●地耐力が20kN/㎡以上、30kN/㎡未満の場合は
べた基礎または基礎杭を用いた構造

●地耐力が30kN/㎡以上の場合は、布基礎、べた基礎または基礎杭を用いた構造

このように地耐力と基礎構造とのルールが具体化されたことで、地盤の支持力を
確かめなければどのような基礎を選択できるのかが決められなくなりました。
したがって、基礎の設計に当たっては、原則として地盤調査を行うことが不可欠
となりました。

地盤が弱ければいくらしっかり基礎を造っても建物は沈んでいきます。これを防ぐ
ためには、その土地の地盤の強さが建物の重さより強くなければいけません。
地盤
調査データから地耐力を確認して適切な地盤補強や基礎設計をすることが大切です。

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