土地と地盤研究会

土砂災害防止法とは

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地盤についての基礎知識

今回は「土砂災害防止法」について話をさせていただきます。

2014年8月の広島市の土砂災害では、死者74名の大災害となりました。
この甚大な被害の発生を受けて、「土砂災害防止法」が改定されました。

土砂災害防止法

土砂災害から住民の生命を守るために土砂災害が発生するおそれがある区域
を明らかにし、危険の周知、警戒避難体制の整備、住宅などの新規立地の
抑制等のソフト対策を推進することを目的に2001年に施行されました。

土砂災害の種類と特徴

土砂災害には「土石流災害」「地すべり災害」「がけ崩れ災害」の3種類があります。
それぞれの特徴を説明します。

土石流災害

土石流災害

土石流災害は、大雨がきっかけとなり、谷や斜面にたまった土砂が、雨による
水と一緒に一気に流れ出して起こる災害で、流れの急な河川や、扇状地などで
発生することが多いのが特徴となっています。速いスピードと強い力で、人命
や家などの財産を奪い、道路や線路などの交通網に被害をおよぼします。

地すべり災害

地すべり災害

地すべり災害は、比較的ゆるやかな斜面において、地中の粘土層などの滑り
やすい層が地下水などの影響で、ゆっくりと動き出す現象です。広い範囲に
わたって起こるのが特徴で、家や田畑、道路などの交通網などが一度に被害を
受けてしまいます。地すべりは一日に数ミリ程度と目に見えないほどの動き方
ですが、突然数メートルも動く事があります。また、地すべりによってせき
止められた川の水が決壊すると、下流に大災害をもたらすこともあります。

がけ崩れ災害

がけ崩れ災害

がけ崩れ災害は、地面にしみ込んだ水分で土の抵抗力が弱くなり、弱くなった
斜面が突然崩れ落ちる、急な斜面で発生する災害です。突発的に起こり、速い
スピードと強い破壊力をもつがけ崩れでは、人の命が奪われたり、家などの
財産が押しつぶされるなど、悲惨な災害につながってしまう傾向があります。

土砂災害警戒区域と土砂災害特別警戒区域

行政では、土砂災害の恐れがある区域等を把握したうえで、『土砂災害警戒区域』
及び『土砂災害特別警戒区域』の指定を行なっています。

急傾斜崩壊に対する警戒区域

土砂災害警戒区域(イエローゾーン)

土砂災害警戒区域、通称イエローゾーンに指定されると、、市町村地域防災計画
に記載され、土砂災害ハザードマップによる周知の徹底が行われます。
また、イエローゾーン内の宅地・建物の売買時に、宅地建物取引業者は宅地・建物
がイエローゾーン内であることについて説明を行うことが義務づけられています。

土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)

土砂災害特別警戒区域、通称レッドゾーンに指定されると、建築などの開発行為
については都道府県知事の許可が必要となります。また、レッドゾーンからの
移転等に対しては住宅金融支援機構の融資やがけ地近接等危険住宅移転事業に
よる補助が受けられる場合があります。

土砂災害警戒区域の情報は『ハザードマップ』に公開されていますので、
いつでも確認することが可能です。土砂災害から身を守るためには、まずは
自宅の建つ土地の土砂災害の危険性を知ることが大切です。

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